「予定日が近いのに陣痛が来ない…」
「誘発分娩ってどんな感じ?痛いの?」
そんな不安を抱えているプレママさんへ。
私も初めての出産が誘発分娩となり、怖くて毎日検索魔になっていました。
この記事では、私が実際に体験した誘発分娩の流れや、入院準備で役立った持ち物などをリアルにまとめています。
初産で不安な方の、心の準備やイメトレに役立ててもらえたら嬉しいです。
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出産予定日を超えたらどうなる?誘発分娩になった理由

私は31歳の初産で、2022年6月に長男を出産しました。
自然に陣痛が来るものだと思っていましたが、
予定日を過ぎても産まれる気配がなく、最終的に41週で誘発分娩となりました。
ここでは、予定日を過ぎてからの経過と、誘発分娩になった理由をまとめています。
予定日を過ぎた時の状況
予定日の6月14日の健診では、赤ちゃんの推定体重は2,700g。
子宮口は指1本分しか開いておらず、まだまだ産まれそうにないと言われました。

3日後にもう一度健診して
それでも産まれそうにない場合は、
病院の方針で誘発分娩になるかもしれません。
私が通っていた産院では、誘発分娩の処置は月曜日か木曜日と決まっていました。
そして、3日後の健診でも状況は変わらなかったため、6月20日(月)からの入院が決まりました。
誘発分娩になった理由
私が誘発分娩となったのは、産院の方針が「41週を超えたら誘発分娩」だったためです。
41週を過ぎると羊水が減ってきたり、胎盤の機能が弱まってくると説明を受けました。
実際、多くの産院で41週以降は誘発分娩をすすめられる傾向があるようです。
妊娠41週以降に合併症がない妊婦に対して行う陣痛誘発は,周産期罹患と死亡のリスクを減少させる可能性があることを示すデータもある
—引用: 臨床婦人科産科 73巻3号連載 Obstetric News誘発分娩を考える(4)
また、夫の職場が遠方で、実家も他県だったので、急な陣痛や破水に一人で対応するがとても不安でした。

計画的に入院できる誘発分娩は、私にとっては大きな安心材料になりました。
誘発分娩前に感じた体の変化
ここでは、正産期(37週以降)に感じた体の変化を振り返っておこうと思います。
出産が近づくと「おしるし」や「前駆陣痛」が気になる方も多いと思うので、私が実際にどうだったかを3つに分けて紹介します。
1.突然の足のむくみ
37週を迎えると、

いつ生まれても大丈夫。
たくさん歩いてね!
と言われ、私は仕事帰りの夫を駅まで迎えに行くのを日課にしていました。
ところがある日、足がパンパンにむくんでしまい、靴が入らないほどに!
まるで産後のようなむくみ方でしたが、特に治療などはせず、家でゆっくり過ごしているとすぐに元に戻りました。


2.破水と間違えた尿漏れ
38週頃、お風呂上がりに破水かも?と思うような症状があり、産院を受診しました。
診察の結果は、

破水じゃなくて、お風呂の水かもしれませんね。
このときの子宮口は指1本分で、まだまだとのこと。
「せっかくだから少し刺激しておくね」と言われて初めて“内診グリグリ”を受けました。

初の内診グリグリは想像より痛かったです…
3.おしるしや前駆陣痛は?
結局、私はおしるしも前駆陣痛もないまま予定日を迎えました。
内診グリグリの影響か、2日間ほど出血はあったのですが、結局陣痛にはつながらず。
その1週間後にさらに健診を受けて、翌日にまた出血がありました。
しかし、これも「おしるし」というよりは内診による出血だったのかな?という感じで、特に変化はありませんでした。
誘発分娩当日の流れ
ここからは、私が実際に体験した誘発分娩のリアルな流れを、入院1日目・2日目のタイムスケジュールとともに詳しくお伝えします。
これから誘発分娩を控えている方へ
「どんな処置をするの?」「どのくらい痛いの?」「どのタイミングでお産が進むの?」といった不安を少しでも減らして、心の準備に役立ててもらえたら嬉しいです。
誘発分娩ってどんなことをするの?
私が出産した産院では、陣痛促進剤(内服・点滴)とバルーン処置を組み合わせて陣痛を進める方法でした。
処置の進み方や効果の出方は人それぞれなので、あくまで私のケースの一例として読んでみてください。
入院1日目|タイムスケジュールと体の変化

時間 | 処置・出来事 |
---|---|
9:00 | 入院・内診グリグリ |
10:00 | 陣痛促進剤(内服)1錠目 |
11:00 | 陣痛促進剤(内服)2錠目 |
12:00 | 陣痛促進剤(内服)3錠目・NST |
13:00 | 陣痛促進剤(内服)4錠目 |
14:00 | 陣痛促進剤(内服)5錠目 シャワー後にバルーン挿入 |
15:00 | NST |
18:00 | NST |
22:30 | NST |

内診グリグリの痛みは想像以上!
思わず声が出るほどで、さらにバルーン挿入も涙が出そうなくらい痛かったです…。
正直、この時点で心が折れそうでした。

内服ではそこまで陣痛は進まないから
今日産まれることはないと思うよ。
と言われ、3錠目を飲んだあたりから少しお腹の張りを感じたものの、本格的な陣痛にはつながらず…。
「夜は寝られるときに寝ておいて」と言われたものの、トイレが近くてなかなか熟睡はできませんでした。
入院2日目|点滴スタートと予想外の展開

2日目は朝方に少し眠れましたが、お腹の痛みはまだ軽い生理痛くらいでした。
時間 | 処置・出来事 |
---|---|
4:00〜7:00 | まとまった睡眠 |
11:00 | 陣痛促進剤(点滴)1本目 |
12:00 | 診察(子宮口確認) |
16:00 | 診察(子宮口確認) |
16:30 | 廊下で破水 → そのまま陣痛室へ |
11時頃に点滴をスタート。
前日に「2本目の点滴から本格的に陣痛が進む人が多い」と言われていたので、今日こそお産が進むはず!とドキドキ。
しかし12時の診察では、

子宮口はまだバルーン分の2センチ。
このままだと一度帰るかも。
と言われ、内心がっかり…。
16時頃には生理痛のような痛みを感じていましたが、まだ普通に歩けるくらいで余裕でした。
帰宅予定が…まさかの廊下で破水!
結局、子宮口はほとんど変わらず。
このまま点滴をしても効果がなさそうとのことで、一旦退院して2日後に再入院することに。
残念な気持ちで、ナースステーションへ荷物の相談をしに行こうと廊下を歩いていたときに…
突然、破水!
「ジャーッ!」と股から温かい水が勢いよく出て、すぐに破水だとわかりました。
破水すると、赤ちゃんを守っている卵膜が破れるので細菌感染のリスクが高くなり、必ず入院が必要です。
予定していた退院は取りやめに。
内診すると子宮口は3~4センチに開いていて、そのまま陣痛室へ移動になりました。
帰らなくて済んだ安心感と、「やっと赤ちゃんに会える!」というワクワクで胸がいっぱいだったのを覚えています。

いよいよ出産だ!と思った瞬間でした。
陣痛室へ|いよいよお産本番!
ネットやYouTubeで予習していた「陣痛の痛み」とは少し違い、破水後も最初は思ったより我慢できる痛みでした。
ペットボトル・ハンドタオル・スマホを片手に、いよいよ陣痛室へ。
ベッドと椅子がある個室で、トイレ付き・分娩室もすぐ近くの安心できるお部屋でした。
陣痛室での様子

叫ぶくらいの痛みにならないと
お産は進まないからね!
と言われ、まだ余裕のあった私は、ソワソワしながら時間を過ごしていました。
3時間ほど経つと、痛みは徐々に増してきて、夫へのLINEも返せないほどになっていました。
陣痛室で一番不安だったこと
一番気になったのは、隣の陣痛室から聞こえてくる妊婦さんの叫び声。

この人が産み終わらないと、私の番が回ってこないの!?
と、不安でいっぱいに。
でも助産師さんに、「分娩台は一つじゃないから大丈夫よ!」と言われてホッとしたのを覚えています。
当時はコロナ禍だったこともあり、夫の立ち会いは出産の瞬間のみ。
付き添いがいない孤独感と、次の波が来る恐怖…。
心が折れそうになりながら、モニターと時計ばかりをにらんでいました。
【追記】陣痛中のリアルな心境メモ
ここからは、当時スマホに残していたリアルなメモです。

ちょっと赤裸々です…。
気になる方だけ読んでみてください
助産師さんが出ていくたびに「痛い、行かないで〜!」と子どものように泣いてました。
痛みの合間も「また来る…」と思うだけで怖くて、モニターを見てはナースコールを連打。
他の妊婦さんと助産師さんを取り合ってるような気持ちでした。
20時頃には先に陣痛が始まっていた妊婦さんが無事に出産。
早く解放されたい思いから、「あと何時間ですか?」「何時頃に分娩台に行けますか?」と何度も聞いていました。
「早ければ21時頃かも」と言われましたが、実際に産まれたのは深夜2時。
今思えば、いつ産まれるかなんて誰にもわかりませんよね。
私を落ち着かせるために、あえて具体的に時間を言ってくれていたんだと思います。
時計ばかり見て次の内診を待ち、20時半頃には2本目の陣痛促進の点滴を打つことに。
そこから痛みがさらに増して…。
痛みはさらに強まり、体勢を変えるときに勢いで点滴が抜けて、分娩着もベッドも血だらけに…。
途中で着替えるハプニングもありました。
立ち会いがなくて心細かったけれど、振り返ると
「あの姿を夫に見られなくて良かった」
が本音です。
想像を超える痛みに、「もう無理!切って!無痛にすればよかった!」と弱音ばかり。
赤ちゃんの名前を叫んで「早く出てきて〜!」と泣いていました。
そのたびに助産師さんが
「〇〇君も頑張ってるよ〜」と励ましてくれて、なんとか心を繋ぎとめてもらっていました。
実践!いきみ逃し3選
いきみ逃しは「赤ちゃんが降りやすい体勢」がポイント!
私が実際にやってみて、効果があった&なかった方法を正直にまとめました。
① YouTube「4児のはんなりママTV」ポーズ
予習していて本当に良かったと思ったのが、【4児のはんなりママTV】です。
恥骨を押さえて真っすぐしゃがみ、膝立ちで重心を背中に傾け、かかとでお尻を支えるポーズをとります。
陣痛序盤のいきみ逃しにかなり効果的でした。

一瞬ですが痛みがスーッと楽になる感覚を味わえました。
重力に逆らわない体勢が大事!
横に寝ている姿勢は、重力に逆らった状態になるため痛みを感じやすいそうです。
② テニスボールでお尻押し作戦
いきみ逃しの定番ですが、私には全く効かず(笑)
助産師さんに押してもらいましたが「そこじゃない…!」と違和感しかなく、
自分で床に置いて試すも上手く当たらず即終了。
相性もあると思うので、気になる方は試してみる価値はありそうです。
③ 椅子を使った膝立ち
陣痛後半は床に膝立ちして、椅子に肘をつく体勢が一番落ち着きました。
赤ちゃんが下がりやすいだけでなく、自分も落ち着けます。
膝が痛くなったので、助産師さんにブランケットを敷いてもらいました。
この頃には周りなんて気にせず大絶叫。
後から聞いたら、病院の玄関まで声が響いていたそうです。
入院バッグで役立ったもの

出産準備で一番悩んだのが入院バッグでした。
私は【陣痛バッグ】【入院バッグ】を分けていましたが、誘発分娩で入院日が決まっていたので、結局スーツケースにひとまとめでOKでした。
実際に「持ってきて正解!」だったものを紹介します。
- ペットボトルストローキャップ
水を飲むだけでも一苦労なので、これは必須。 - 除菌シート
エアコンの埃が気になり、到着後すぐに拭き掃除をしました。 - 水(500mlを4本)
面会で2L追加してもらいましたが、冷蔵庫が小さいので小分けが便利。 - 着圧ソックス
産後の足のむくみ対策に。ショート丈が履きやすくておすすめです。 - ハンドタオル
握りしめたり、噛んだり、ストレス発散に大活躍。

ペットボトルは握りすぎてクシャクシャになりました(笑)

持って行かずに後悔したもの
・ハンディファン(携帯用扇風機)
分娩台に上がってからとにかく暑くて、夫のうちわでは追いつかず…。
両手が空くハンディファンがあればもっと楽でした。

ついに分娩台へ
分娩台に移動したのは深夜0時頃。
まだ「いきみたい」感覚はなく、ただ暑さと痛みに耐えるのみ…。
当時はコロナ禍で、立ち会いは産まれる直前のみOKで、25時頃に夫を呼びました。
到着した頃の私はもうボロボロ。
助産師さんが
「ご主人来たよ!」
と何度も声をかけてくれましたが、

それどころじゃないのよ…。
と心の中で思っていました。
足を高く上げていきむのがコツらしく、手すりに足をかけては休憩、またいきむの繰り返し。

声を出すと力が逃げるよ!
もったいないから声出さないで!
と言われ、必死に声を止めて息を吐くことに集中しました。
足を高く上げて、声を出さずにいきむ!
「いきむってどんな感じ?」と思っていましたが、大きな便を出す感覚に近かったです。
鉗子分娩で長男誕生!
気づけば分娩台に上がって2時間…
もう体力も尽きて、陣痛の感覚すら分からなくなりパニック状態。
そんなとき、院長先生が鉗子分娩を提案してくださり、

何でもいいから早く出して…!
という気持ちでお任せすることに。
赤ちゃんが出てくる瞬間は力を抜いて両手を胸に当てて、
「はあー」と息を吐きながら
「〇〇(名前)がんばれ~!」
助産師さんの声に合わせて3回引っ張ってもらい、ついに長男誕生!
出てきた瞬間、先生が
「赤ちゃん、出産着の紐を掴んで出てきたよ!」
と笑って教えてくれたのが、今でもとても印象に残っています。
頭が出るときは力を抜いて息を吐く!
鉗子分娩後の頭の形や傷跡が気になるママはこちらの記事をチェック!
すべてが吹き飛んだ瞬間

産んだ直後は痛みも不安も全部吹き飛んで、
胸の上で初めての授乳をしながら、やっと会えた…!という思いでいっぱいに。
へその緒はバースプラン通り夫が切ってくれて、
分娩室でたくさん写真を撮ってもらったのも良い思い出です。
ちなみに、私は出血が多かったようで意識が少し遠のいていましたが、会陰縫合のときは麻酔が効いていないのでは?と思うほど痛かったです。
それでも、赤ちゃんの顔を見ていると「もう何でもいいや」と思えて不思議でした。

実は、会陰マッサージをほとんどしなかったのをちょっぴり後悔しています…。
出産の傷を少しでも軽くしたい!と思うママさんは、
【私がヴェレダのオイルで変わった話】を読んで、会陰マッサージを検討してみてください↓
出産を終えて思うこと
出産を経験して一番強く感じたのは、どんなに助けてもらっても最後は自分で産むしかないということでした。
途中で心が折れそうになっても、結局お腹の赤ちゃんを外に出せるのは自分だけ。
母親学級で「自分で産む覚悟を」と言われた言葉の意味を、産後に深く感じています。
「自分の母も普通分娩だったから大丈夫だろう」と、どこかで軽く考えていましたが、
いざ経験すると想像以上に大変で、母への感謝の気持ちが何倍にも大きくなりました。

これから出産を迎えるプレママさんへ。
どうか自分を信じて、乗り越えてください!
この記事が、少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです。
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